「ボールを打ってもスイングは良くならない!」 私の持論ですが、ボールをマシン等でたくさん打っても上達はしない。ボールをたくさん打てばそれなりに当るようになるが(まったく何もしない人に比べれば)、それなりだ。たくさん打つことで感覚を掴む選手もいるが非常に希なケースだろう。
素振りで形をちゃんと作る練習をすれば、スイングはスムーズな動きになりヒットの確率を高める。
ポイントは、ただ闇雲に素振りすればいいわけではないということ。私は選手に自宅での素振りをするようにアドバイスをするが、「回数にこだわな。何も意識せずに行う100回、200回の素振りよりも50回を集中した方が効果はあがる。毎日50回を大切に振れ」と伝えている。
その理由は、回数にこだわると正しい動きを身に着けることよりも、回数をたくさんこなすことが優先順位の一番になるからだ。結果、「数をこなせば・・・」という勘違いが生じやすくなり、身体もそれを記憶してしまう。肝心な時に理想の形、渾身の力が出なくなる。
また、素振りをする場合、実際にボールを打つような感じでバットを振る方法と、部分、部分を止めてバットを振る方法がある。正しいスイングを身に着けるには部分、部分で止めながら素振りをすることが大切である。部分、部分の形を意識した方が、間違い(悪い動き)を矯正しやすいからである。
スイング中にバッターがチェックすべきポイントは
・構え
・テークバック
・トップ
・ダウン(スイングの開始)
・インパクト
・フォロー
・フィニッシュ
全部で7つ。7つのポイントで正しい形(型)を覚えれば、特別な才能がなくても中学野球において3割をオーバーすることは容易である。プレッシャーに弱い人でも、正しい形(型)がちゃんと身に付けば試合で活躍することは可能だ。形は裏切らないからだ。
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加賀 洋 (火曜日, 25 11月 2014 17:54)
写真 1年生 前田直人(保谷バッファアローズ出身)
直人へ
練習を真面目に取り組む姿勢は高く評価している。継続するように。
自宅での素振りも頑張っているようだね。今は自分の形を模索中かもしれないけど、継続すれば必ず成果がある。後はどれだけ意識を高められるかだ。上記に書いてあることを意識して、この冬場毎日頑張れ。そうすれば必ず春には良いバッターになれる。いや、俺がしてみせる。
来年は攻撃の中心選手として活躍できるようになって欲しい。
課題はリーダーシップ。グラウンドでは常に大きな声を出して、周囲の選手を引っ張っていけるような選手になって欲しい。周囲に目を向けることで、野球も覚えることができるので自分にとってもプラスになるはず。もちろん、チームへの貢献もできる。一石二鳥だ。
来年は後輩も入ってくる。ハツラツとしたプレーで「これぞ先輩」というところを見せてくれ。
前田直人 母 (水曜日, 26 11月 2014 09:05)
加賀監督
熱いコメント ありがとうございます!
中学野球で 野球の楽しさと難しさを感じ もがいている息子ですが 日々精進あるのみですね。 息子含め 一年生 頑張れ~!
MNO 9( (水曜日, 27 5月 2020 03:03)
頑張れ